どもども、こういう記事を書くのは久しぶりかもしれません。
WebPというメディアファイルをご存知でしょうか?
WebPはGoogleが開発した次世代画像フォーマットで、画像の圧縮率が高く、表示速度の高速化に非常に有利なものとなっています。webpがそのままファイル拡張子になります。
このWebPは静止画とgif形式のようなアニメーションの2種類があります。
どうやら、このブログの場合、アニメーションWebPのアップロードができないことが判明しました。
ネットオウルQ&A掲示板にて、質問させていただきましたが、どうやら静止画のwebpはアップロードできるらしく自分でも試したところ、以下のようにアップロードと記事への挿入ができました。
こちらのアニメーションwebpをアップロードしたところ、以下のようにエラーが出てアップロードできませんでした。
エラーメッセージ「サーバーが画像を処理できません。このエラーは、サーバーが忙しいか、タスクを完了するために十分なリソースがない場合に発生します。小さな画像をアップロードすれば解決するかもしれません。推奨する最大サイズは2560ピクセルです。」
ちなみにこのアニメーションWebPがアップロードできないのは、phpから呼び出されるメディア処理機能のGDとImageMagickのバージョンが関係しているようです。下のテーブルは本ブログのサイトヘルス情報→メディア処理から丸々コピペしたものです。
使用中のエディター | WP_Image_Editor_Imagick |
ImageMagick バージョン番号 | 1690 |
ImageMagick バージョン文字列 | ImageMagick 6.9.10-68 Q16 x86_64 2021-02-24 https://imagemagick.org |
Imagick バージョン | 3.7.0 |
ファイルアップロード | 有効 |
post データの最大サイズ | 1G |
アップロードファイルの最大サイズ | 1G |
有効な最大ファイルサイズ | 1 GB |
最大ファイル数 | 20 |
Imagick リソースリミット | area: 377 GBdisk: 9.2233720368548E+18file: 225000map: 377 GBmemory: 189 GBthread: 1time: 9.2233720368548E+18 |
ImageMagick 対応ファイル形式 | 3FR, 3G2, 3GP, AAI, AI, ART, ARW, AVI, AVS, BGR, BGRA, BGRO, BMP, BMP2, BMP3, BRF, CAL, CALS, CANVAS, CAPTION, CIN, CIP, CLIP, CMYK, CMYKA, CR2, CRW, CUR, CUT, DATA, DCM, DCR, DCX, DDS, DFONT, DNG, DOT, DPX, DXT1, DXT5, EPDF, EPI, EPS, EPS2, EPS3, EPSF, EPSI, EPT, EPT2, EPT3, ERF, EXR, FAX, FILE, FITS, FRACTAL, FTP, FTS, G3, G4, GIF, GIF87, GRADIENT, GRAY, GRAYA, GROUP4, GV, H, HALD, HDR, HISTOGRAM, HRZ, HTM, HTML, HTTP, HTTPS, ICB, ICO, ICON, IIQ, INFO, INLINE, IPL, ISOBRL, ISOBRL6, J2C, J2K, JNG, JNX, JP2, JPC, JPE, JPEG, JPG, JPM, JPS, JPT, JSON, K25, KDC, LABEL, M2V, M4V, MAC, MAGICK, MAP, MASK, MAT, MATTE, MEF, MIFF, MKV, MNG, MONO, MOV, MP4, MPC, MPEG, MPG, MRW, MSL, MSVG, MTV, MVG, NEF, NRW, NULL, ORF, OTB, OTF, PAL, PALM, PAM, PANGO, PATTERN, PBM, PCD, PCDS, PCL, PCT, PCX, PDB, PDF, PDFA, PEF, PES, PFA, PFB, PFM, PGM, PGX, PICON, PICT, PIX, PJPEG, PLASMA, PNG, PNG00, PNG24, PNG32, PNG48, PNG64, PNG8, PNM, PPM, PREVIEW, PS, PS2, PS3, PSB, PSD, PTIF, PWP, RADIAL-GRADIENT, RAF, RAS, RAW, RGB, RGBA, RGBO, RGF, RLA, RMF, RW2, SCR, SCT, SFW, SGI, SHTML, SIX, SIXEL, SPARSE-COLOR, SR2, SRF, STEGANO, SUN, SVG, SVGZ, TEXT, TGA, THUMBNAIL, TIFF, TIFF64, TILE, TIM, TTC, TTF, TXT, UBRL, UBRL6, UIL, UYVY, VDA, VICAR, VID, VIFF, VIPS, VST, WBMP, WMF, WMV, WMZ, WPG, X, X3F, XBM, XC, XCF, XPM, XPS, XV, XWD, YCbCr, YCbCrA, YUV |
GD バージョン | bundled (2.1.0 compatible) |
GD 対応ファイル形式 | GIF, JPEG, PNG, WebP, BMP |
Ghostscript バージョン | 9.25 |
ImageMagick 6.9.10-681ですと、対応ファイル形式にWebPがない状態で、GDの対応ファイル形式にWebPがあるという状態でした。GDのほうは静止画WebPのみにどうやら対応しているようで、アニメーションWebPなのに静止画WebPだと勘違いして処理できず、アップロードエラーになっているようでした。
アニメーションWebPをWordPressで扱いたい場合は、ImageMagickのバージョン情報を確認したほうがいいかもしれませんね。
もし同じ現象に遭遇している方がいれば、参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ではでは~!
- 正確にいうと、libwebpmux delegate libraryを組み込まずにビルドしたバージョン ↩︎